最近、「足の裏をたくさん押して!」という
リクエストが多いです。
冬は体にためる季節。
寒さで血管が収縮するため、血行は流れにくくなります。
そのため体は老廃物が溜まりやすい状態になります。
とくに心臓から1番遠とおい「足の裏」は、
もっとも老廃物が回収されづらい箇所です。
足の裏には足底腱膜という頑丈な腱の板があります。
その足底腱膜を取り除いた図が(A)の画像。
足指を動かすための筋肉や腱が見えます。
指と指のあいだに、たくさんの血管・神経が確認できます。
親指からカカトの外側にある、細長い筋肉は
「母趾外転筋」という筋肉です。
足裏が疲れる人は、ここがカチコチに硬くなっている場合が多いです。
中央にあるギザギザした形の筋肉は
「短趾屈筋」という指を曲げるための筋肉です。
これをペラッと剥がしてみると‥(B)の画像
ふくらはぎから足裏まで繋がっている長い腱や
深部の神経・血管があり、さらにその奥にも筋肉が見えます。
矢印をつけた箇所は
「神経の分岐点」「血管が密集している箇所」
「筋肉の間に血管が挟まれている箇所」です。
足裏を押して「効く~!」となる部分は、こういう場所だと感じています。
足裏の筋肉が硬くなると血管・神経を圧迫して、
さらに老廃物が溜まりやすくなり「足の冷え・足がつる」の原因になります。
足裏はなるべく柔らかく保っておきたいものですね!
この記事を書いた人
オーナーセラピスト 郷たかゆき