最近、猫背になった気がする‥。
腰が重だるい日が多い。
そんな方は「落ち腰」になっているかもしれません。
落ち腰は、骨盤が後ろに倒れて(傾いて)いる姿勢です。
特徴としては、お尻が下がり気味で、腰が平ら、背中がやや丸まって見えます。
“反り腰の逆”と考えるとイメージしやすいです。
【落ち腰になりやすい人】
・長時間、椅子にもたれかかることが多い
・太ももの裏やお尻が硬く、腰を支える筋力が弱い
・成長期の運動不足な若者
・背中を丸めた姿勢がクセになってる人
【落ち腰のリスク】
◆腰やヒザが疲れやすくなる
骨盤が後ろに傾いていると、体のバランスが前のめりになりやすく、腰とヒザに余計な負担がかかります。
特に、立ち仕事や長時間歩いたときに、腰やヒザが張りやすくなります。
◆呼吸が浅くなりやすい
背中が丸まると、胸がせまくなり、呼吸筋がうまく動けません。
その結果、浅く速い呼吸がクセになり、自律神経が乱れがちに。
なんとなく疲れやすい、集中しにくい…そんな不調にもつながります。
体質の差もありますが、多くは生活習慣が原因の姿勢です。
つまり、意識すれば変えられます。
【落ち腰セルフケア:骨盤前傾の感覚をつかもう】
落ち腰の人は、「骨盤を前に傾ける」という動作が苦手になっている方が多いです。
骨盤を前に傾ける動きの感覚をつかめば、劇的に改善することもあります!
◆骨盤前傾のイメージ
立った状態で、次のことをイメージしながら骨盤を動かしてみてください。
1,骨盤を「水の入ったバケツ」だと思ってください。水を前にこぼすように骨盤を前に倒す。
2,お尻のしっぽを後ろからグーッと持ち上げられているように、お尻を天井へ向けるように動かす。
このエクササイズを1日5回ほど行ってください。
前傾の動きが身につくと、腰や呼吸もラクになっていきます。

この記事を書いた人
オーナーセラピスト 郷たかゆき