【リラックス・回復にも関わる横隔膜】
呼吸の際に「お腹をふくらませて」と言いますが
あれはお腹に空気が入って膨らんでいるわけではありません。
肺の下に横隔膜(おうかくまく)という筋肉がついています。
横隔膜が肺を下に引っぱると、肺が広がり空気が入ってきます。
肺が下方向に広がるので、腸などの内臓が押し出されて、お腹が膨らんでいるのです。
この横隔膜、呼吸だけでなく体のリラックスや回復にも関わっています。
脳から迷走神経という神経が出てお腹までのびています。
迷走神経は内蔵の感覚を脳へ伝える役割があります。
この迷走神経、リラックスや回復に関わる副交感神経の主要経路も兼ねているのです。
つまり副交感神経は迷走神経だとも言えます。
前述した通り、横隔膜は内臓を押しては戻す、を繰り返します。
まるで内蔵をマッサージしているようです。
内臓の感覚は迷走神経を伝って脳に届けられ、
その過程で副交感神経の働きも活発になり、
リラックスや回復のほうへモードチェンジしていくようです。
この横隔膜をつかった呼吸(腹式呼吸)は、
ストレスを感じている時や、
なにかに集中している時には、起こりづらいのです。
「最近、疲れが取れないな」
「呼吸が浅いな」
と感じる方は、ぜひ横隔膜をつかった呼吸を意識してみてください。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
タイ古式マッサージ チャイム―
佐倉市王子台3-3-1篠澤ビル1F
京成臼井駅より徒歩5分
この記事を書いた人
オーナーセラピスト 郷たかゆき