冬のはじめは、ぎっくり腰になりやすい季節です。
「まだ暖かいな」と思っていたら、急に寒い日がきて、
体を冷やしてしまったことはありませんか?
体の冷えと、腰の疲れが重なると、ぎっくり腰になりやすいと言われます。
ぎっくり腰は「急性腰痛症」といって、
検査しても原因がわからないことが多い、厄介な症状です。
- 洗濯機から洗濯物を取り出すとき
- 朝起きて洗面所で顔を洗うとき
- お風呂の掃除をしているとき
共通しているのは「前かがみの姿勢」です。
そこに「腰のひねり」が加わると、さらにリスクが高くなります。
”洗濯機から洗い物を取りだして、よこのカゴに入れる”
↑このような動作が引き金になります。
【体験談】
私もギックリ腰になったことがあります。
やはり季節は、冬のはじめ。
時間は、朝でした。
寒い部屋の中、「しゃがんだ状態」で荷づくり作業をしていたら
腰が「ピキッ」といい、激痛がはしりました。
え!?なにコレ、めちゃ痛いんですけど!??
柱につかまりながら、何とか立ち上がります。
トイレに座るのが地獄!
それだけで汗びっしょりです。
腰を曲げ動かすと激痛なのです。
座るのが苦痛なので、立ったままでいると、今度は立ち眩みがしてきます(泣)
寝て、安静にするしかありません。
夕方まで安静にしていると、すこし痛みが引いてきました。
ふと思い、押し入れにしまってあったハイチェアを出し、使ってみます。
すると、あまり腰を曲げずに立ち座りできるので、とてもラクでした。
ぎっくり腰の最中は、ハイチェアがあると便利です!
翌朝、まだ痛みはありましたが、歩ける程度に回復したので、整骨院に行きました。
整骨院では、腰に電極をあててもらい、湿布をもらいました。
一般的には、炎症を起こした患部は冷やした方が良いと言われています。
【痛みが落ちついたら】
腰サポーターを装着して、無理のない範囲で動きはじめます。
安静にしすぎると回復が遅れるとのデータもあるようです。
炎症が治るまでは、安静が第一で、患部へのマッサージやストレッチは避けたほうが良いでしょう。
炎症がおさまった後は、痛みで硬直した体をほぐすのに、ストレッチやマッサージもいいと思います。
- 【炎症】‥つよい痛みがある → 安静にする、冷やす
- 【コリ】‥滞っている感じ → マッサージ等、温める
【予防法】
洗顔などで前かがみになる時は、
ヒザを落として、なるべく腰を曲げないですると予防になります。
重たいモノを持ち上げるときも、
腰を曲げずに、脚の力をつかって持ち上げると、腰に負担がかかりにくいです。

オーナーセラピスト
郷たかゆき